FORD車のメンテナンスはどこで受けられる

FORD車は、FORD社の日本法人であるフォード・ジャパン・リミテッドで輸入されていました。

しかし2016年末に日本市場から撤退してしまい、100年以上続いた日本での正規輸入の歴史が終わってしまいました。

その後、FORD車のメンテナンスはどうなっているのかと言うと、正規輸入車に関しては、ピーシーアイ(PCI) 株式会社が引き継ぎ、旧フォード・ジャパンの販売店網を中心にしたフォード・サービス・ポイントで継続してメンテナンスが行われています。

従って、現在、フォードの正規輸入車を購入することは出来ません。

現在FORDの新車を購入出来るのは、並行輸入車だけなのです。

並行輸入車の弱点

並行輸入車は、多くの会社が扱っており、F150やRanger等のピックアップトラックだけで無く、MustangやExpolorer、ヨーロッパ・フォードの車も購入することが出来ます。

しかし、並行輸入車のメンテナンスは、フォード・サービス・ポイントでは受けられません。

並行輸入車の場合、ほとんどは購入した販売店にメンテナンスを依頼するか、もしくはその販売店が提携しているサービス工場でメンテナンスを受けることになります。

従って、販売店から遠く離れている顧客はメンテナンスに不都合が発生する恐れがあります。

勿論、顧客の近くのFORD車のメンテナンスが出来る工場を探すことは出来ると思いますが、顧客自身が探さなければならず、又、そこでメンテナンスを行ってもワランティー(保証)が補償されるわけではありません。

これが並行輸入車の弱点の一つですが、同じ並行輸入車でも販売店によっては全国ネットでアフターサービスが受けられる販売店もあります。

従って、FORDの並行輸入車を購入する場合、何処でアフターサービスが受けられるかが重要な要素になります。

アフターサービスが充実したお店を選ぶ

例えば、京都で並行輸入のフォード車の販売を行っている日光社があります。

同社は、昔はFORD車の正規輸入元、そしてフォード・ジャパンが営業を終了するまで正規ディーラーとしてフォード車の販売・アフターサービスを行っていました。

ですから、今でも、フォード・サービス・ポイントとして、同社で販売した正規輸入フォード車は勿論、他店で販売されたフォード車に関してもサービスを受け付けています。そして、同社で販売した並行輸入フォード車に関しては、例え京都から遠隔地であっても、旧フォード・ジャパンのネットワークを利用したメンテナンスが受けられる体制が整っています。

この様な販売店から車を購入することにより、並行輸入車のデメリットであるメンテナンスに関する不安を払拭することが出来ます。

並行輸入車を購入する場合は、購入後のメンテナンスがどの様に受けられるかを事前に確認しておくことも重要な点です。

又、ワランティー(保証)に関しても、正規輸入車と違い、メーカーや正規輸入代理店のワランティーを受けることが出来ませんので、各販売店で独自にワランティーを付けています。ワランティー(保証)の内容や期間を確認することも大切です。